おののログ

シーサー阿嘉島店

2018年06月02日 08:53

こんにちは、小野です!

ついについにサンゴが産卵しました~!
またこの話題ですがお付き合いください。
スタッフが毎日様子を見に行っていたかいがありました。涙
まず夜7時に産卵するかどうかチェックします。どうやってチェックするかというと
ウスエダミドリイシというサンゴの表面にピンク色のバンドル(精子と卵子が入ったカプセル)があるかどうか見ます。
昨日は、あった!あったんです!

7時半ころから産卵を始めました。その光景は感動です。

写真で見ると水中に雪が降ってるみたいですね。
バンドルの大きさは1ミリか2ミリほどとても小さいです。
1つのポリプから1つのバンドルが放たれます。
バンドルを放つ種類の他にモヤがかかったように産卵する種類もあります。

わかりますか?
放たれた時からサバイバルが始まります。
触手を伸ばしている他のサンゴに食べられたり、サンゴに住んでるエビ・カニに食べられたり、中層で待ち構えている魚に食べられたり。

触手を伸ばすサンゴ

ご馳走を食べるカニ
その中で生き残ったサンゴだけが幼生になり、着底後サンゴとして成長していきます。
これからこの卵たちは海流に乗って旅に出かけます。
またいつかどこかで成長して産卵をして命を繋いでほしいと思います。

7時半にウスエダミドリイシが産卵すると10時あたりから他のミドリイシ系の産卵がされるのでゲストの方と一緒に再度潜りに行きました!

ダイバーの光が幻想的です。

10時20分ころから産卵を始めました!見る場所に困るくらい次々と!

このピンク色の部分、わかりますか?

赤で囲った部分全部が卵です。1つのサンゴに対してどれくらいあるんでしょう?

可愛いヤドカリがいました。

エキジットすると表面がピンク色!そして生臭い。。
風が沖に向かってふいていたので、風に乗って遠くに運ばれると思います。
慶良間で産まれた卵はどこに行くのでしょうね。

一斉産卵をゲストのみなさんとご一緒出来てとても嬉しかったです。
ありがとうございました!
また今日も産卵するかもしれないので行ってきます♪

関連記事